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オランダ移住

日本を後にして早くも3年目が過ぎようとしています。

あえて子供を海外で育てることには賛否両論があります。特に、日本人としてのアイデンティティーが育たないと危惧されますし、また、日本語も英語も中途半端なものになると心配される方も多いようです。

子育てに限らず、何かを選べば何かを得られず、何かを得れば何かを失う。人生はそんな選択の繰り返しではないでしょうか。

問題はどの方向に人生を進めて行きたいのか。

これからの時代、私は海外になど興味が無い、日本国内で暮らす分には英語など必要無いで済ませられるでしょうか。

外資系企業の日本事務所のボスのアシスタントには、日本人ではなく、わざわざ海外から、英語を話せるアジアの若者が採用されていることをご存知ですか。日本政府は本当に英語教育を見直さなくてはなりません。

ただ、日本は単一民族の国ですから、どんなに学校教育を改革しても、この環境のもとで英語でのコミュニケーション力を身に付けることは簡単なことでは無いように思えます。

私は超高齢出産。子供のクラスメートの誰のお母さんよりも長く生きています。

日本の高度成長期に幼少期を過ごし、安定成長期、バブル期を経験し、1991年のバブル崩壊以降、それでも少しずつ成長はしているのだけれども、元気が失くなる一方の日本を長年に渡り見続けてきました。

一歩海外に出てみればよく分かる日本の素晴らしさ、そしてどうしようも無い位の世界標準からの遅れ...........

幸か不幸か、夫は既に他界しており、子供と私の2人だけ。身軽さが手伝って、まずは世界の共通語である英語を身に付けさせる為、多様性を身に付けさせる為、適応力を養う為に、思い切って子供を海外に連れ出しました。

我が家は、長年の夫の闘病生活があって、子供には英語などの習い事も全然させてあげることができませんでした。 或る日突然、全く言葉の解らない環境に放り込まれ、学校初日は膝がガクガク震えたと、後に子供から聞かされました。

まだ幼さの残る10歳の子供には、大変な試練であったことは間違いないと思います。

その甲斐あって、今では何の問題もなく英語での学業をこなし、映画やTV、ニュースに歌、全て字幕なしで解るそうです。また、それぞれの国の訛りも聞き取れ、問題なくコミュニケーションが取れるようです。

留学は高校を卒業してからで十分だ、大学からで十分だ、との意見もありますが、言葉に関しては早く始めた分だけ、その言葉の実力が付くことに間違いはありません。

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